【セブ島一周500km自転車旅:Last Day】自転車旅を終えて感じた「旅」の魅力

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ついに昨日セブシティに到着しました・・・(写真はまだOslobです笑)

 

118km。走りきりました。

シティに着いた瞬間、ホッと安心しました。

 

ついにやったんだ!!!

 

やると決めて最後までやりきれたのが何より嬉しかったです。出会ったフィリピン人に何度も「本気で一周しようとしてるの?自転車で???」と言われ、自転車屋さんに行くたびに「その自転車では一周はできないよ、新しく自転車を買いな」と言われました。

 

しかし、僕らは絶対に諦めませんでした。

 

車でもなくモーターバイクでもなく、

自転車で一周したことを正解にする旅にすればいい

 

どんなに自転車が壊れても、

この自転車を買ったことを正解にする旅にすればいい

 

何を言われても最後まで目的を見失わず、できない理由を数えるのではなく、できる理由を考えやり続けることができた。

 

その結果としてたどり着くことができたのだなと思いました。

 

全走行距離は558km(昨日改めて僕らの走行距離を計り直したら558kmあったことに気づきました笑)。

 

つまり正確にはセブ島一周558km自転車旅なのですが、距離を目標にしていたわけではないのでよしとしました。

 

以下僕らが訪れたまたは休憩に使ったざっくりの場所です。(太文字は宿泊地)

Compostela, Danao, Carmen, Catmon, Sogod, Tabogon, Mabuli, Guadalupe, Bogo, Medellin, Daanbantayan, Maya, Tominjao, SanRemigio, Tabuelan, Tuburan, Balamban, Toledo, Aloguinsan, Mantalongon, Barili, Ronda, Moalboal, Malabuyoc, Oslob, Alcoy, Dalaguete, Argao, Carcar, Naga.

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多くの場所に行ったなぁと改めて実感。

一周をして感じたセブ島の印象は、まだまだ自然の残る素敵な島ということ。

シティに帰って来て気付いたのですが、558kmの旅の中で信号を見たのはセブシティのみでしたw それ以外の場所はまだまだ未開拓の土地。この島が今後10年でどんな変化をするのか少し心配です。

 この旅で丸焦げになった2人。

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到着後は連絡をくれたみなさんとフィリピン料理を食べました。

達成後のご飯は格別です。

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 ご飯後にたまたま会ったインターン先の生徒さんに「いつもブログ楽しみに見てました!すごく良いですあれ!!お疲れ様です!!!」と言ってもらえました。

 

本当に嬉しかったです。

 

何気ない一言だったのかもしれませんが、疲れ切った夜に眠い目をこすり、Macbookと向き合って、自分の想いを書き続けてきて良かったと思えました。

 

コメントをくれた方、応援してくれた方々、本当にありがとうございました。その一言一言が僕達の旅を支えてくれました。

 

 旅とは  

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みなさんは「旅」と聞くとどんなことをイメージしますか?

  

楽しい

自由

知らない場所

人との出会い

 

 

「旅」という単語にも人それぞれ持つ意味は多少なり異なると思います。

 

僕にとっての「旅」とは

「自分との会話」です。

 

「自分との会話」とは

自分を見つめ直すことです。

 

よく「やりたいことがわからないから一人旅します」とかありますよね。あれに近いと思います。

 

ただ僕の場合はやりたいことを探すための旅ではなくて、自分と向き合うための旅に近いです。旅先では普段気にすることのできなかった自分の心の声に耳を傾けます。そのため、極論やりたいことなんかみつからなくてもいいです。そんな自分も受け入れて、そんなこと考えてたんだなぁで終わりです。

 

それではなぜ自分と向き合うための手段として「旅」をするのか。

 

旅の魅力

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旅に行くと様々な人と出会うことになります。

 

旅に行くと今まで味わったことのない不思議な食べ物を口にします。

 

旅に行くといろんな問題が起きます。

 

その全てが新しいことだらけです。

この新しいこと尽くしが旅の魅力だと僕は思います。

 

新しいことを経験すると、今まで常識だと思って囚われていたことがパッと逆転したりします。

 

今回の自転車旅では

でっかい銃を持った酔っ払いの警察官に会いました。左手にはタバコ。

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日本で銃とタバコを持った酔っ払いの警察官がいたら完全にアウトですよね?笑でも村の人は彼を信頼していました。

 

「自転車が壊れたのか、それならあの警察官が修理できそうなとこまで連れて行ってくれるから安心しなと」。

 

それが良いか悪いかは別として世界にはこんな村もあるんだなと。

それに対して自分はどう思ったのか。

 

「こんな警察官のいる村なんかに住みたくない!」

 

と思うのか

 

「このくらいラフな村に住んで、人生を歩みたいなぁ」

 

と思うのかは人によりますよね。

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次に、 あるロシア人家族の経営する宿(竹の家)に泊まった時もこんなことがありました。

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セブ島にいるロシア人と話すのは初めてだったので

「なぜセブ島に来たの?」

 

と質問すると、陽気なオーナーはこう言いました。

 

「僕らは寒いのは嫌いだからさ!!!ずっと寒いロシアなんてごめんだ〜よhahaha」

 

ロシア人という理由だけで、寒いロシアで一生過ごす理由はない。

その家族は自分たちの過ごしたい人生を自分たちで切り拓いて、セブ島に住んでいました。その家族のまだ小学生の少年はロシア語、英語、タガログ語、簡単な中国語の計4ヶ国語をすでに習得してました。宿に来るお客さんと話していたら覚えたとのこと。

 

小学生ですでに四ヶ国語かぁ・・・世界にはこんな人がたくさんいるんだろうなぁ。

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こんな様々な人たちと話しているうちに、

自分はどんな人生を歩みたいのか考えるようになります。

 

自分も朝日の綺麗な海沿いに家を建てたいなとか。

こんな車に乗ってみたいなとか。

こんな風に人生を終えられたら最高だろうなとか。

 

いつもいる環境から離れることで、

周りの誰かが決めた「あたりまえ」から抜け出せる。

 

いつも誰かが決めた常識がノイズとなり、かき消されていた自分の心の声。自分の心の奥底に眠っていた小さな小さな声。

 

その声を聴くのに旅は最高の機会だと僕は思います。新しい経験から本当の自分を見つめ直せる。だから旅はやめられません。

 

最後に僕と同じ学生の方へ 。

 僕も就職活動中に日本では新卒が有利だから就職するのが普通とか、インターンシップは大学3年生までにするものだとか、いろんなノイズが邪魔をして何を本当にやりたいのかわからない時期がありました。

 

でもこの旅を通して確信しました。

自分の心の声は世界を求めていたなと。

 

いろんなノイズがあって道を見失うことも、

歩けなくなることもあると思います。

 

それでも世界には本当にいろんな人がいるので安心してください。酔っ払いの警察官も寒いのが嫌いなロシア人もいろんな人がいます笑

 

ずっと頭で考えていてもわからないです。

挑戦してみてやっとなんとなくわかるくらいだと思います。

 

ぜひ2018年は心が躍る旅に出てみてください。

今年もありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。

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