漫画ONE PIECEを通して話題の浜ちゃん黒塗りメイク問題について考えてみた。

今朝はたまたまこんな記事を読みました。

 

www.huffingtonpost.jp

 

笑ってはいけないシリーズは僕も大好きで、毎年楽しみにしていた番組です。2017年のシリーズは、セブ島にいたため見ることはできませんでした。そのため、僕は全てを見ていないので話の深い内容や経緯を知りませんが、これを機に人種問題について本日は書かせていただきたいと思います。深刻な問題なだけに書いている今も緊張してます。

 

ONE PIECE

僕がこのトピックを書こうと思ったきっかけは上記の記事ともう一つあります。

それは大好きな漫画ONE PIECEの影響です。大好きすぎてほぼ毎日読み返しています笑そしてちょうど最近読んでいたところが魚人島編でした。あの超世界的に有名なONE PIECEでも、この魚人島編で人種問題に触れています。

 

ONE PIECEの中では

「白人」と「黒人」

ではなく、

「人間」と「魚人」

というテーマでそれぞれの正義がぶつかり合いながらストーリーが展開されていきます。

 

作中では

 

肌の色が違う。

変なヒレがはえている。

人間の何十倍も力が強く凶暴である。

 

そのような偏見を貼り付け、魚人を奴隷として扱っていた人間達が描かれています。魚人を軽視し、殺しているものもいます。その現実を見た魚人の中にはその怒りをそのままぶつけ復讐しようとするものもいれば、復讐ではなく手を取り合おうと呼びかけるものも描かれています。

 

それぞれの正義が丁寧に描かれていて、僕は何度も心を打たれました。昔はとんでもない悪役だと思っていたアーロン(ルフィ海賊団の航海士、ナミの故郷をめちゃくちゃにしたサメの魚人)にでさえ、かなり同情しました。

 

そんな時にたまたま上記の記事を見ました。

この記事後の感想は

 

「これONE PIECEと同じだ」

 

記事の中でマクニールさんが語っている半々の気持ち。

以下記事の引用です。

《私の気持ちは半々です。

半分の私は、日本のテレビコメディーや音楽でブラックフェイスを見るたび、見下されたような、馬鹿にされたような、そして表面だけを見られて、人間性を否定されているような気分になります。

私の肌の色が、私自身の人間性が、芝居の小道具、あるいは脚本にされたかのように感じるのです。

しかし、もう半分の私は、『彼らは子供で、わかっていないだけ。だから我慢しなきゃ』とも思うのです》

 

 

これを見たとき僕はONE PIECEに出てくる魚人の英雄フィッシャー・タイガーのセリフを思い出しました。

以下フィッシャー・タイガーのセリフです。

「この世にゃァ心の優しい人間達はいっぱいいるんだ!!!

 

 そんな事はわかってる!!!

 

 なのに・・・

 

 死んで消えゆく者達が!!

 

 恨みだけこの世に残すなんて滑稽だろう!!!

 

 ・・・・・頭じゃあわかっていても・・・!!!

 

  おれはもう

 

 心の”鬼”が邪魔をする

 

この心の葛藤は現実世界にも起きているんです。

 我々若者世代はどうするべきか

f:id:shunhomma:20180107170548j:plain

ONE PIECEを読んだくらいでこの問題を語れるとは思ってはいませんが、この黒塗りメイク問題は確かに黒人の方を傷つけてしまいました。

 

無知は罪であり、知らなかったでは済まされないことも多くあると思います。

 

しかし、1人の人間が全てを知るというのはこれまた難しいことでもあります。

 

だからせめて間違えてしまった時、しっかりと謝ることが大切だと思いました。

ごめんなさいと。

そして二度と同じ事を起こさないように行動をとること。

 

間違えたからこそ、人を傷つけてしまった経験があるからこそ、いまも傷つけられている人の味方になれる。

 

日本は人権後進国だからいけないのではない。

 

人権後進国だからこそ、できることがある。

 

他の人種との歴史が浅いからこそ、

フラットな立場で物事をみれる。

 

セブ島で暮らしていても多くの変わり者に出会います。 でも話してみるととんでもなく面白い話を持っていたり、共通点がたくさんありました。

 

違いは違いであり間違いではない。

好きな言葉の一つです。

 

この世界的問題を解決するのは若者。そして日本人であると思います。

 

ルフィ海賊団は魚人との差別をなくすとか、みんなで一致団結しようとか、そんな表面的なところで意思決定していませんでした。

 

彼らはみな、自分たちの「体験」と「意志」を貫いた結果、復讐の連鎖が残る魚人島を救いました。

 

表面的な情報に踊らされるのではなく、自分で得た体験と自分の意志を強く持っていきたいと思います。