【セブ島一周500km自転車旅:DAY5】英語を話せることのメリット
本日のルート
4日目に続き5日目も最長記録更新です。
5日目は85kmを駆け抜けてきました!
そして、セブ島の観光地として有名なMoalboalまで到着しました。
ずっと僕ら以外の日本人を見ることはありませんでしたが、ここMoalboalではちらほら日本語が聞こえてきました。
実はこの日の序盤はほとんど山登りでした・・・
こんな感じです。
そして大雨・・・
それにもかかわらず過去最長記録をたたき出せたのは3つ理由があります。
1つは、急な上り坂は潔く歩くことにしたこと。
前回の絶望的な山の経験から無理して山と真っ向勝負することはやめ、ここで体力を温存するという意識で取り組みました。
2日目の絶望的な経験はこちらでご確認ください笑
2つ目の成功理由は、自転車トラブルが4日目に続き一件もなかったことです。
初日から悩まされていた自転車に関する問題は、すべて3日目の時点で解消できたことが大きいです。問題が起きても大体が以前に経験しているものなので、自分たちでパパッと修理したり事前に気付くことができました。
そして最後にして最大の理由は朝ごはんをきちんと食べたことです!
今までは食べたり食べなかったりと朝ごはんを軽視していましたが、今日はインターン先のTeacherの家にお邪魔して朝ごはんをガッツリ食べさせもらいました!!!ちょうどルート上の町に住んでいるということだったので、前日に連絡しておいたんです。
待ち合わせは朝の7時という早朝にもかかわらず、快く僕らを受け入れてくれました。さらに、僕らのために栄養価の高い食べ物を揃えてくれたとのこと!最後にはバナナまで買って,もたせてくれました。
朝からエネルギーを補給していると日中もガス欠になりにくいです!
それと!前日や道中で補給していた食べ物や飲み物も気をつけるようにしました。なるべくビタミンの含まれているものを摂取するようにしたのと、一気に補給するのではなくこまめに補給するようにしました。
こういうのって結構知られている当たり前のことですが、実践して見ると驚くくらい後半の伸びに現れてくるので面白いです。
英語は本当にいらなくなるのか
今回も最後に旅をしていて感じたことを書かせていただきます。
というのも自転車をこいでいる時間っていろんなことを考えていて、いろんな独り言を呟いてます。「インターン後はどうしようかなぁ」とか「あっ、そこにうんち落ちてるから、華麗に避けてやろう」とかいろいろです。
今日、自分の心に残っているつぶやきは「英語」についてです。
もっと詳しく踏み込むと、AIやロボットの登場で将来的に英語は話せなくても良いのかどうかという話題です。
個人的に出した答えは
「英語は話せたほうが良い」
英語は道具である
英語はコミュニケーションのツールである。
よくこのようにいう人がいます。
僕も大学でこのような話を聞いて確かになぁって思ってました。
ただ、この旅で英語に対する印象が変わってきました。
英語はただの道具ではない。英語を話せることは、意思疎通を越えた不思議な力を身につけることができると思いました。
今後、普通の会話をするスピードと同等の翻訳機が開発され、世界中の人とコミュニケーションを取ることに不自由がなくなったとしても、築けないものがあります。
信頼関係です。
信頼とは無条件に人を信じることです。条件付きの信用とは違います。
僕の旅でいうと3日目の体験です。
最初は「修理できない」と言っていた寡黙な自転車屋さんのおじさんが、最後には僕らを信じて助けてくれたこと。
自転車旅の運命を握っているあの場面で僕が翻訳機を使って、
「ドウシテモ イッシュウ シタインデス」
と言語を放っても果たしておじさんの心は動いていたでしょうか。
拙い英語でも、拙いタガログ語でも、懸命に話して想いを伝えようとしたからこそ届いたのではないかなと思ってます。
本物の人間関係は本物のコミュニケーションでこそ生まれる。
それはある意味言葉ではないのかもしれませんが、どんなに優れた翻訳機が開発されても忘れてはいけないものだなと感じました。